講座 Oncology・24
急性非リンパ性白血病
北原 光夫
1,2
1東京都済生会中央病院・内科
2慶応義塾大学医学部・内科
pp.2701-2704
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220152
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急性非リンパ性白血病(acute nonlymphocytic leukemia,ANLL)は幹細胞の疾患であり,幹細胞の成熟過程の異常により,形態学的に異なった白血病が出現する.たとえば,赤白血病や単球性白血病が典型的な例である.また,白血病細胞はある程度成熟するのも可能であるが,形態学的に白血球異常(pseudo-Pelger-Huet anomaly)を生じる.ANLLは比較的高い年齢層にみられ,ALLは一般にANLLより若い年齢層にみられる.
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