臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅲ トピックス
84.集団検診—肝・胆・膵
竹原 靖明
1
,
久田 祐一
1
,
山田 清勝
1
,
中沢 三郎
2
,
有山 襄
3
,
中井 吉英
4
,
川平 稔
5
1関東中央病院・画像診断科
2名古屋大学医学部・第2内科
3順天堂大学医学部・消化器内科
4九州大学医学部・心療内科
5沖縄協同病院・内科
pp.2538-2543
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220120
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超音波検査(以下US)とりわけ電子スキャンによる検査は,無痛,非侵襲性という集検に不可欠の条件のうえに,簡単な操作で実質臓器の断面を実時間で描出できるため,即刻,病態の概要を把握できる利点がある.
筆者らはこの利点を生かすべく,1979年より人間ドックの肝・胆道スクリーニングに導入し,予想以上の成果を挙げた.また,フィールドテストとして,壱岐(長崎県),伊是名(沖繩県)集検を実施し,種々の問題点を浮き彫りにして改善を試みた.本稿においてはこれらの内容を紹介し,腹部超音波集検に必要な事項について意見を述べたい.
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