臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
C その他の領域のエコー法
72.陰嚢—精索・精巣上体(副睾丸)・精巣(睾丸)
澤村 良勝
1
1東邦大学医学部・泌尿器科
pp.2474-2478
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220108
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陰嚢内臓器の超音波診断は,超音波断層法と超音波ドプラ法が行われている.断層法により描出された陰嚢内の異常に対し,ドプラ法により精索部や精巣(睾丸)部の動脈血流を測定し,その病変が虚血性変化か炎症性変化かの鑑別を行うことができる.さらに,ドプラ法は精索部の静脈血流動態の検索にも応用され,静脈瘤の診断には必須の検査法となっている.
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