臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
C その他の領域のエコー法
65.甲状腺疾患—びまん性甲状腺腫
川内 章裕
1
1昭和大学医学部・外科
pp.2438-2441
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220101
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検査の手順とポイント
①装置近年,結節性甲状腺腫の診断にリアルタイム表示の装置を使用し,微細な石灰化や浸潤様所見を鮮明に描出しうることから,高い有用性をみるようになった.しかし,びまん性甲状腺腫においては,甲状腺の全体像を把握し,かつ,その内部エコーの微妙な変化をとらえる必要から,分解能,階調性の高い,高周波数探触子を使用した水浸式メカニカルアーク走査装置を用いるのが最適と考えられる.
本稿では,7.5MHz高分子圧電探触子(Toray社製)を,アナログ表示水浸式メカニカルアーク走査装置(東芝製SAL-25 A)に装着し,記録した画像を供覧し(頸部横断像),その手法について述べる.
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