今月の主題 抗炎症剤の進歩と使い方
抗炎症剤の進歩と使い方(主要ステロイド剤・非ステロイド剤一覧表を含む)
水島 裕
1
1聖マリアンナ医科大学・第1内科
pp.1160-1163
発行日 1985年7月10日
Published Date 1985/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219817
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画期的なものはあまりないとしても,最近抗炎症剤の進歩は著しいものであり,それに加え,作用機序の研究から適応症の拡大もみられている.そのため,抗炎症剤の使用頻度と有用性が増加した.一方,副作用にもいくつかの問題があり,新聞紙上をにぎわすまでにいたっている.本特集では,代表的な抗炎症剤であるステロイド剤,非ステロイド剤に加え,抗活性酸素剤,免疫調節剤についても簡単にふれていただく.とくに,これらの薬剤の使用にあたって必要な基礎的知識,最近の動向についての記載をお願いした.ここでは序として,最近の進歩の概要,将来の展望,そして非ステロイド剤を例にとり,使い分け,使い方の総論について述べる.
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