今月の主題 胆道疾患診療のトピックス
胆石治療の最近の進歩
サイレントストーンの実態と治療方針
亀田 治男
1
,
石原 扶美武
1
,
柴田 耕司
1
1東京慈恵会医科大学・第1内科
pp.644-645
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219705
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近年,日本人の胆石保有率は年ごとに上昇し,最近の剖検例については15%を超えているが,このなかには半数ないしそれ以上の無症状胆石(silent stone)が含まれている.一方,成人病検診,健康診断や人間ドックの普及,また超音波検査法の応用などによって,無症状胆石を発見する機会が増えている1).このような症例をいかに取り扱うか,治療するとすれば,どのような治療方針を立てるべきかは,診療する医師にとって重要な課題である.
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