講座 Oncology・13
固型癌(1)—肺癌
北原 光夫
1,2
1東京都済生会中央病院・内科
2慶応義塾大学医学部・内科
pp.167-172
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219596
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近年,肺癌の頻度は増加してきており,現在では胃癌に次いで第2位の死亡数を有する癌となっている.その死亡数は年間1万人以上にものぼるといわれる.診断率(能力)はかなり向上してきたはずであるが,依然として肺癌の予後は一般に悪い.したがって,一層論理的診断方法と治療方法の確立が必要であることはいうまでもない.また,たばこと肺癌の関係は明らかであり,予防的にはこの面での強力なキャンペインが要求される.
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