面接法のポイント・10
面接の実際(3)
河野 友信
1
Tomonobu Kawano
1
1都立駒込病院・内科心身医療科
pp.2048-2049
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219318
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診断面接
ベテランの専門医が面接すると,狭心症はほとんど診断できるという.症状や症状の起こり方とその後の経過,症状の起きたときの状況などを詳しく聞きとり,それに加えて,患者の外貌の特徴や性格傾向などを面接の過程です早く読みとることで,面接だけでもほぼ的確に診断がつくのである.
現在は,検査技術が進んでいるので,面接と診察だけで診断名をつけるということはまずないが,たとえ面接とはいえ,知識と経験の豊富なドクターが,慎重に面接すれば,内臓疾患の診断に対しても,かなりの威力を発揮するということである.
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