面接法のポイント・8
面接の実際(1)
河野 友信
1
Tomonobu Kawano
1
1都立駒込病院・内科心身医療科
pp.1524-1525
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219197
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前章までに,医療における面接の基礎的な要点について概説してきたが,つぎに,面接法の実際面について述べる.既述したように,医療の実際場面では,数多くの職種の人が職務に応じて病人に面接するが,この全てを網羅して職種別に面接のあり方を書き分けるのは誌面の都合でできないので,ここでは医学的面接を中心に述べる.
面接の目的や条件(面接する側と面接される側,それぞれのもっている条件やおかれている状況)により,面接の方法は異なるので,ここではごく一般的な要件について述べる.また,精神分析の自由連想法などのように,面接の方法が公式的に定められているものは除外して考えたい.
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