今月の主題 気管支喘息—病態から治療まで
長期計画と管理
日常生活の管理
栗原 正英
1
,
根本 俊和
1
Masahide Kurihara
1
,
Toshikazu Nemoto
1
1群馬大学医学部・第1内科
pp.664-665
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218998
- 有料閲覧
- 文献概要
気管支喘息治療における日常生活の管理で,まず重要なことは,患者と医師との信頼関係を確立することであろう.気管支喘息の治療は年余にわたることが多く,発作,寛解をくり返すのが特徴である.よって発作の頻度をできるだけ少なくし,難治化,重症化を防ぐとともに,日常の生活においても,喘息発作が起きないように患者を指導することも必要となる.本稿では,外来における気管支喘息患者の日常生活の管理について,重要と思われるいくつかの点につき述べてみたい.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.