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アメリカ合衆国大統領医学および生物医学・行動科学研究における倫理問題検討委員会報告
President' Commission for the Study of Ethical Problems in Medicine and Biomedical and Behavioral Research
中谷 比呂樹
1
,
梁 慧智
2
Hiroki Nakatani
1
,
Wai-Chi Leung
2
1厚生省医務局医事課
2東海大学大学院・医学研究科博士課程
pp.2804-2813
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218827
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医学・医療技術の目覚ましい進歩によって,いままで不治の病とされてきた多くの疾患が治療可能となってきた.しかし,その一方で,技術の進歩が,『生』と『死』に関する従来からの価値体系を揺るがすようにもなっている.臓器移植,脳死,試験管ベビー,遺伝子操作,生命維持装置,ターミナル・ケア等々,次々に進んでゆく技術が,はたして,人類に福音をもたらすものなのか,広い視点からの検討の必要性が指摘されている.
アメリカでは,1978年に,連邦議会の承認の下に,『アメリカ合衆国大統領医学および生物医学・行動科学研究における倫理問題検討委員会(以下「大統領委員会」と言う』が設けられ,1979年半ばより1983年3月に総括報告書(Summing-Up)を発表するまで3年半にわたる精力的な活動を行った.
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