臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XI.免疫・アレルギー・膠原病
特殊な治療法
222.慢性関節リウマチ(RA)で手術療法が必要な場合
山本 純己
1
Sumiki Yamamoto
1
1松山赤十字病院・リウマチセンター
pp.2592-2593
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218763
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両股関節痛による歩行障害をきたしたRA
症例
39歳女性,RA.昭和44年左指関節に初発し,約2年後には多発性関節炎症状を呈するようになった.金療法などにより,一時は軽快していたが,昭和49年頃より症状が悪化し,最近では松葉杖歩行を行っている.RAの全身症状としては,多関節炎のほか赤沈1時間値40,RA2+,CRP2+,握力:右50,左60mmHgで,内服はボルタレン®3錠,メタルカプターゼ®1錠使用中である.両股関節のX線像を図1に示す.
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