今月の主題 肝硬変と肝癌
座談会
肝硬変と肝癌をめぐって
遠藤 康夫
1
,
岡崎 伸生
2
,
佐々木 憲一
3
,
岡部 和彦
4
Yasuo Endo
1
,
Nobuo Okazaki
2
,
Ken-ichi Sasaki
3
,
Kazuhiko Okabe
4
1東京大学医学部・第1内科
2国立がんセンター病院・内科病棟部
3北里大学医学部・病理学
4聖マリアンナ医科大学・第2内科
pp.1545-1553
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218432
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肝癌の発生
岡部(司会) まず最初に最近肝癌が多くなったといわれ,また実際確かに報告もふえてきておりますが,この理由をどう考えるか.肝硬変が多くなったのか,あるいは肝硬変の治療がよくなって,肝硬変のまま亡くならず延命したために,肝癌に進展する例が多くなったのか.さらには診断法の進歩によるものか.まず臨床の立場で,遠藤先生いかがですか.
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