今月の主題 臨床医のための神経内科学
治療の現状
片頭痛,筋収縮性頭痛,三叉神経痛
丸山 勝一
1
Shoichi Maruyama
1
1東京女子医科大学脳神経センター・神経内科
pp.1300-1302
発行日 1983年8月10日
Published Date 1983/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218383
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
頭痛は日常診療上きわめて多く見られる愁訴の1つで,その多くは慢性頭痛または反復性頭痛であるが,そのほか急性発症で激しい頭痛も認められる.慢性反復性のものは,ほとんどが血管性,筋収縮性もしくは心因性である.急性激烈な頭痛の場合には,脳腫瘍,くも膜下出血など,重大な器質的疾患の症状であることが多い.本稿ではこれらのうち,片頭痛,筋収縮性頭痛の治療について述べ,また併せて顔面の疼痛を示すものの1つである三叉神経痛について述べる.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.