外来診療・ここが聞きたい
小児急性虫垂炎のプライマリ・ケア
牧野 永城
1
,
村山 正昭
Eiki Makino
1
,
Masaaki Murayama
1聖路加国際病院・外科
pp.2094-2097
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218030
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症例
〔症例1〕K. M. 5歳 女
主訴 右下腹部痛,嘔気,下痢
57年4月28日;38℃の発熱,腹痛にて内服薬治療をうけた.
同 5月6日;再び発熱と嘔気,右下腹部痛にて来院.
McBurney(±),Kummel(+),Lanz(-),Blumbergは不明瞭でWBC=11,600,尿中アセトン体(+),絶食とし輸液1,000ml,抗生剤ジナセフ1.5gを3日間投与
同 5月9日;尿中アセトン体(-)とともにWBC正常化す.
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