特集 カルシウムイオンを介した調節機構の新しい問題点
新しいカルシウム結合蛋白質:新しいアネキシンファミリー(CAP-50)
水谷 顕洋
1
,
日高 弘義
1
Akihiro Mizutani
1
,
Hiroyoshi Hidaka
1
1名古屋大学医学部薬理学教室
pp.230-232
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900559
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本誌に登場する「新しいカルシウム結合蛋白質」は,そのほとんどがいわゆるEFハンド構造を有する蛋白質である。それに対してここで紹介するアネキシン蛋白質は,それらとはまったく異なるアミノ酸のモチーフを介してカルシウムイオンさらには燐脂質に結合する蛋白質で,近年さまざまな研究分野から注目を浴びている。本稿では,アネキシン蛋白質について概説し,筆者らの研究室で新たに発見したアネキシン,CAP-50を紹介する。
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