今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床
臨床
腎性骨異栄養症
相澤 純雄
1
,
川口 良人
1
,
雨宮 光比古
1
,
宮原 正
1
Sumio Aizawa
1
1東京慈恵会医科大学・第2内科
pp.1222-1225
発行日 1982年7月10日
Published Date 1982/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217842
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臨床上の位置付け
骨は体内で最も大きな器管で,支持組織として,Ca,Pi,重炭酸などの貯臓器管として重要である.また骨は一見静的に見えるが常に退行,新生を行うダイナミックな組織でもある.
腎性骨異栄養症(renal osteodystrophy:ROD)とは腎疾患に併う骨病変を総称して呼ぶ.とくに慢性腎不全においては,ほとんど全例において何らかの異常が起こっている.そして長期透析療法において未解決な合併症の1つである.
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