今月の主題 リハビリテーションの現況
症候とリハビリテーション
血行障害と四肢切断
長尾 竜郎
1
Tatsuro Nagao
1
1九州労災病院・リハビリテーション科
pp.468-471
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217677
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四肢切断はわが国では70〜90%が外傷性であるに反し1),欧米では約70%が血行障害によるものであり,いわば内科,老人科の対象である.しかしわが国でも老齢化や食生活の欧風化とともに血行障害による切断が急増しつつあり,一般内科医にもその方面の知識が必要となってきている.
ここでは血行障害による切断前後の諸問題の整理を主眼としたので,閉塞性動脈疾患,血管外科,リハビリテーション医学などの詳細は成書に譲りたい.
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