臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
副腎
原発性アルドステロン症
pp.2274-2275
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217506
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原発性アルドステロン症の原因の約70%は皮質腺腫であり,残りのほとんどは両側副腎皮質過形成であるとされている.副腎皮質腺腫は5g以下の小さなものが多く,その90%以上が一側性,単発性である.
CTは腺腫の検出を目的として行われ,一側の副腎に腫瘤を認め,反対側の副腎が正常の形態を示す場合には,腺腫が強く疑われる.過形成の症例では,両側の副腎は正常の形態を示すことが多いとされている4).当科ではCTで,長径1〜2.5cmの6例の腺腫が診断され,うち4例で病理診断が得られている.
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