臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
座談会
CTスキャンの適応と限界・1
脳神経領域
小林 直紀
1
,
前原 忠行
2
,
澤田 徹
3
Naotoshi Kobayashi
1
,
Tadayuki Maehara
2
,
Tohru Sawada
3
1東京女子医大脳神経センター・神経放射線科
2東京大学医学部・放射線科
3国立循環器病センター・特殊病棟部脳卒中集中治療科
pp.2136-2147
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217468
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澤田(司会) CTが導入されてから,とくに神経病領域ではneurologyが変わったといわれるぐらい臨床的に応用されるとともに,従来わからなかったことが非常によくわかってきたという面があります.日本ではCTがかなり普及しておりまして,とくに私のように脳血管障害をみておりますものは,毎日のようにCTの恩恵に浴しています.とはいうものの,素人からみますと,まだまだ十分にCTを使いこなせていない面があるのではないかと思われます.
そこで今日は臨床的な立場から,CTの適応と限界についてお話をうかがいたいと思います.
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