今月の主題 膠原病—最近の考え方
膠原病の臓器病変のみかた
腎病変
長沢 俊彦
1
Toshihiko NAGASAWA
1
1杏林大学医学部・第1内科
pp.1010-1011
発行日 1981年6月10日
Published Date 1981/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217212
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膠原病とその近縁疾患は,腎病変の立場からみると,表1に示す3つの群に分けることができる.一方,膠原病の腎病変は糸球体病変が最も多いが,血管,尿細管,間質にもそれぞれ単独,もしくは組み合わせによる病変を生じる.これらの病変により起こりうる腎症候を表2に示すが,その頻度は糸球体病変を反映して,1)から5)までのいずれかの症候を呈することが多い.
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