Laboratory Medicine 異常値の出るメカニズム・33
消化管ホルモン—ガストリンとセクレチン
屋形 稔
1
,
原 正雄
2
Minoru YAKATA
1
,
Masao HARA
2
1新潟大学医学部・中央検査部
2山形大学医学部・第3内科
pp.2346-2348
発行日 1980年12月10日
Published Date 1980/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216971
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消化管より分泌され,食物の消化吸収機能の調節にあたる消化管ホルモンにはガストリン,セクレチン,コレチストキニン・パンクレオザイミン(CCK-PZ),モチリン,ソマトスタチン,サブスタンスP,エンテログルカゴン,GIP(gastricinhibitory peptide),VIP(vasoactive intestinalpolypeptide)などが知られている.しかし,それらのすべてについて生理作用が解明されているわけでなく,その測定もルーチン化していないものが多い.ここでは比較的古くより知られ,測定も一般化しつつあるガストリンとセクレチンについて述べる.
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