図解病態のしくみ—消化管ホルモン・3
セクレチン代謝
石森 章
1
1東北大第3内科
pp.986-987
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206657
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セクレチンはホルモンとしてその存在が指摘された最初の物質であり,内分泌学上特筆すべき地位を占めている.化学的には27個のアミノ酸から成る強い塩基性のポリペプチドであり,ガストリンに拮抗する代表的なホルモンとして類似の化学構造を示すGIP, VIPなどとsecretin familyを形成する,産生細胞はS細胞であり,十二指腸を中心とした上部小腸に分布するが,膵腺腫における異所性産生の可能性もある.
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