特集 ホルモンの病態異常と臨床検査
各論Ⅰ ホルモンの病態異常と検査
5.消化管関連
1) ガストリン,コレシストキニン,セクレチンなど
中田 裕久
1,2
Hirohisa NAKATA
1,2
1日本バプテスト病院臨床検査科・コメディカル部
2日本バプテスト病院消化器内科
キーワード:
Zollinger-Ellison症候群
,
ガストリン/CCK-B受容体
,
CCK-A受容体
Keyword:
Zollinger-Ellison症候群
,
ガストリン/CCK-B受容体
,
CCK-A受容体
pp.1230-1234
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101765
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ガストリン
1.構造,産生,分泌
ガストリン(gastrin)は胃幽門部粘膜のガストリン分泌細胞(G細胞)で産生され分泌されるペプチドホルモンであり,血液中には34または17アミノ酸からなるガストリン34とガストリン17がおもに検出される.ガストリンは食物中の蛋白質や胃内pHの上昇が刺激となって分泌される.
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