臨床免疫学講座
免疫グロブリンと疾患
堀内 篤
1
Atsushi HORIUCHI
1
1近畿大学医学部・第3内科
pp.596-600
発行日 1980年4月10日
Published Date 1980/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216493
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免疫グロブリンimmunoglobulinとはB細胞系の細胞で産生され,血液,リンパ液,組織液,髄液などの体液中に存在している体液性抗体humoral antibodyである.哺乳類の免疫グロブリンはIgG,IgA,IgM,IgD,IgEの5classにわけられており,体液性抗体はこのいずれかに属している.B細胞系(B細胞,形質細胞)の抗体産生過程にはT細胞が関与しており,これを促進するのがhelper T細胞,抑制するのがsuppressor T細胞である.
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