今月の主題 最近の腎疾患の基礎と臨床
腎疾患の病態
尿細管障害―成人の場合
富田 公夫
1
,
椎貝 達夫
2
1東京医科歯科大学・第二内科
2東京医科歯科大学・内科
pp.498-500
発行日 1980年4月10日
Published Date 1980/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216471
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はじめに
尿細管障害はその部位により臨床的に異なった症状を呈する.いろいろな分類が可能であるが,尿細管障害部位により分類すれば,近位尿細管,Henle上行脚,遠位尿細管,集合管障害に分けられる.近位・遠位尿細管障害として主に尿細管性アシドーシス1),Henle上行脚障害としてBartter症候群2),集合管障害として尿濃縮力障害があげられる.
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