臨床免疫学講座
I.免疫応答とそれに関与する細胞—細胞性免疫を中心に
堀内 篤
1
Atsushi HORIUCHI
1
1近畿大学医学部・第3内科
pp.114-119
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216380
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最近の免疫学の発達はめざましく,新しい事実が次々に明らかにされ,ますます複雑化している.しかもその大部分はマウスにおける研究であり,ヒトの場合にも同じような現象が起こっているか不明の点が多い,ヒトあるいは疾病モデル動物などについての臨床免疫学的研究は,方法論の点で問題が多く,マウスのようには進んでいないが,ここではなるべく臨床と関係のある免疫現象をとりあげ,できうればその事例をあげて説明したい.とくに免疫学にはたくさんの用語があり,なかなか覚えにくいが,比較的よく用いられているものについて,この講座では主として用語を中心とした解説をすることにする.
下記の項目(順は前後するかもしれないが)について,12回にわたって,連載する予定である.
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