臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
V.胃・十二指腸液検査
29.膵液
竹内 正
1
1東女医大消化器病センター
pp.1698-1699
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216133
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- 文献概要
はじめに
膵液は最も高濃度に重炭酸塩を含んでおり,アルカリ性を呈し,pH7.5〜8.8になっている.secretin刺激後,膵管から直接に採取した純粋膵液では,最高pH9.4,最高重炭酸塩濃度140mEq/lを示す(自験例).
膵は1日に約1,500mlの膵液を分泌し(Bodansky),この中に含まれる蛋白量から概算すると,1日に合成し,分泌する蛋白は10〜20gまたはそれ以上にもなると考えられる.
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