臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
VII.代謝・栄養障害
3.糖尿病合併症の治療
遷延性低血糖症の治療
桑島 正道
1
1阪大第2内科
pp.2058-2059
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208252
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糖尿病患者が意識障害をきたしている場合は,低血糖発作,糖尿病性昏睡,脳血管障害などによることが多い.このうち低血糖発作は最も頻度が高く,しかも治療が遅れると脳神経系の機能障害を後遺症として残したり,あるいは死に至らしめるので,最も注意を払う必要がある.本稿では,低血糖症状が数時間以上持続している,いわゆる遷延性低血糖症をとりあげ,診療上気をつける点を簡単に述べる1〜3).
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