臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
IV.消化管疾患
5.内視鏡による治療法
下部消化管ポリペクトミー
田島 強
1
1都立駒込病院内視鏡診断科
pp.1926-1927
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208203
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はじめに
大腸ポリープの内視鏡的ポリペクトミーの意義については,改めて論ずるまでもなかろう.本法は,大腸早期癌の診断のみならず治療にも大きく貢献している.しかし,その適応はあくまでも有茎性ないしは亜有茎性ポリープにとどまり,広基性ないしは大きな無茎性ポリープ,粘膜下腫瘤などには本法は禁忌である.また,内視鏡的に明らかに癌と診断されるものは,原則として適応でない.
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