消化器診断入門Ⅱ
下部消化管
岡部 治弥
1
,
小林 世美
2
,
小林 茂雄
3
,
田島 強
4
,
多田 正大
5
,
丸山 雅一
6
,
渡辺 英伸
7
1北里大学内科
2愛知県がんセンター第1内科
3順天堂大学消化器内科
4都立駒込病院内視鏡科
5京都第一赤十字病院第2内科
6癌研究会附属病院内科
7新潟大学第1病理
pp.451-457
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109796
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病理
質問 ポリペクトミーの病理切片作製のとき,うまく茎が出た標本が作れないときがありますが,どのようにしたらよいでしょうか.
渡辺 ポリペクトミー材料の茎がよくわかるようにして,ホルマリン固定してください.短茎で茎が細い場合はFig. 1aのようにして,茎が太い場合はFig. 1bのようにして切り出すのが良いと思います.短茎,長茎や茎の太さに関係なく,茎の中心でポリープを垂直方向に切らないことが大切です.なぜならパラフィンブロックを荒削りするときに1mmぐらいブロックを切り込むことがあるからです.
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