今月の主題 実地医のための臨床細菌学
座談会
正常細菌叢の臨床細菌学的意義
富岡 一
1
,
朝田 康夫
2
,
光岡 知足
3
,
小沢 敦
4
,
佐々木 正五
4
1慶大中検
2関西医大皮膚科
3理化学研究所動物薬理
4東海大微生物学
pp.1020-1029
発行日 1978年7月10日
Published Date 1978/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207953
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抗生物質の発達によって,感染症はすでに克服されたという印象を受ける.しかし,一方では,これまで病原的意味を持たないと思われていた常在菌による感染症が脚光を浴びつつある.
今回は,この常在菌による感染の病因的意義と,今後解明されるであろう発癌やホルモンなどとの関係を含めて,"臨床細菌学"という立場から,細菌のもつ意味合いについて広くお話しいただく.
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