今月の主題 新しい糖尿病の臨床
診断
血中インスリン,Cペプチド測定の意義
羽倉 稜子
1
1朝日生命成人病研究所内分泌代謝科
pp.466-467
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207810
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血中インスリン(IRI)測定の意義
糖尿病では血中インスリン動態は次の特徴を有する.
1)治療前の空腹時血糖値(FBS)が140mg/100mlをこえていたか,糖尿病性網膜症を有する確実な糖尿病における100gグルコース負荷(GTT)後の血中IRI反応は,糖忍容力低下の程度の別なく,健常者に比べ初期の上昇が乏しく,低反応遅延型を呈する.
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