今月の主題 新しい糖尿病の臨床
診断
ブドウ糖負荷試験の意義
阿部 正和
1
1慈恵医大第3内科
pp.464-465
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207809
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はじめに
尿糖陽性の場合は,必ず経口的ブドウ糖負荷試験(OGTT, Qral glucose tolerance test)を実施するのが糖尿病診断の常道である.
糖尿病をめぐる基礎的研究が,幅広くかつ奥深く研究されているにもかかわらず,その診断が今なお古典的なOGTTに依存していることは,ちょっと考えるといかにも不思議な気がするが,日常診療ではやはりOGTTに大きく頼っているのである.
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