今月の主題 内分泌疾患診断の進歩
知っておきたいホルモン
カルチトニン
野田 進一
1
,
森井 浩世
1
1阪市大第2内科
pp.516-517
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207153
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生理的意義
カルチトニン(Calcitonin)は,1962〜3年にCopp,Munsonらによって発見されたホルモンであり,この15年間に基礎,臨床にわたり多数の研究が行われた.しかしながら,カルチトニンの生理的意義については,なお解明されていないといってよい.現在の時点におけるカルチトニンの知見を整理してみると,以下のごとくである.
化学構造 ブタ,ウシ,ヒツジ,ヒト,サケ(I〜III),ウナギについて化学構造が確定され,いずれも32個のアミノ酸からなることが示された.さらにラットについても研究がすすめられている.
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