Laboratory Medicine 異常値の出るメカニズム・26
カルシウム調節ホルモン—副甲状腺ホルモンとカルチトニン
屋形 稔
1
,
原 正雄
2
Minou YAKATA
1
,
Masao HARA
2
1新潟大学医学部・中央検査部
2山形大学医学部・第3内科
pp.784-786
発行日 1980年5月10日
Published Date 1980/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216532
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血中カルシウム濃度は比較的安定した値を示すが,このカルシウムの恒常性を保つのは,副甲状腺ホルモン(PTH),カルチトニン(CT)および活性型ビタミンD3である.ここでは副甲状腺ホルモンとカルチトニンについて述べる.血中カルシゥム濃度が低いときは副甲状腺ホルモンが,高いときはカルチトニンが分泌され血中カルシゥムを正常化するように働く(図1).
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