臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
III.循環器系疾患の診断技術
7.色素希釈法
香取 瞭
1
1近畿大第1内科
pp.1696-1699
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206875
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血管内に色素を注入し,それが血液により希釈される過程を記録することにより循環動態を検査し,心疾患を診断する方法を色素希釈法(dye-dilution method)という.色素希釈法の応用範囲として,心拍出量の測定,循環時間の測定,心内短絡,血管短絡,弁逆流の診断と定量,中心血液量,心室内容積の測定,局所循環血液量の測定などがあげられる.
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