内科専門医を志す人に・私のプロトコール
内科より外科方面へ転科し,外科的治療を行った症例/消化器疾患から
瀬古 敬
1
,
宮薗 千代子
2
1京都市立病院内科
2虎の門病院内科
pp.1016-1017
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206668
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前頭葉腫瘍,心筋梗塞などの疑いのもとに,表面的な臨床症状にふりまわされ,あちらこちらの病院へ入院と退院をくりかえしてきた患者です,本院内科に入院し,最終的に外科的治療をうけて軽快退院しました.
1人の患者を各専門分野にわたる深い知識を背景にして精緻にみていくことの重要さは言うまでもありませんが,私たち臨床内科医としては,各方面の知識を十分にもちながらも,クールな目で総合的にみていくことが大切だと思います.これは,私自身の日々新たな反省であり,同時に将来にむかっての目標でもあります.
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