皮膚病変と内科疾患
皮膚の増殖性病変と内的異常(その1)
三浦 修
1
1杏林大皮膚科
pp.404-405
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206478
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皮膚の増殖性変化はどの層またはどの構成因子が,平面的あるいは立体的に増殖するかによって皮膚表現は異なる.これに加えて複数の因子の増殖とかひとつの因子の増殖と同時に他の因子の萎縮や色素異常などをきたし,あるいは紅斑を伴うなど,皮膚表現はしばしば複雑である.しかし,概括していうと結節や腫瘤となることが多い.
角化層の増殖はしばしば不全角化を伴い,剥離すれば鱗屑となり,平面的に限局すれば胼胝を形成し(共に既出),立体的に増殖すれば皮角となる.
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