今月の主題 内科医に必要な末梢血管病変の知識
治療
末梢動脈閉塞に対する保存療法
西島 早見
1
1徳島大第1外科
pp.362-363
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206465
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末梢血管病変の多くは,緩解と増悪を反復しながら慢性の経過をたどるので,長期の観察と治療とが必要である.したがって,手術療法が進歩した現在でも,保存療法の果たす役割は極めて大きい.末梢血管病変に対する治療は,原因や誘因の治療,血行障害の改善,病変の進展防止および合併症に対する治療などが主眼であるから,保存療法もこれらの目的にそって各種の方法が行われている.以下,末梢動脈の動脈性血行不全に対する保存療法や管理法について述べることとする.
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