今月の主題 アレルギーのトピックス
検査法
アレルギー診断法の実際―皮膚テストおよび誘発試験
石崎 達
1
1獨協医大アレルギー内科
pp.1482-1485
発行日 1975年9月10日
Published Date 1975/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206210
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アレルギー性眼結膜炎,アレルギー性鼻炎,気管支喘息,じんま疹,食餌アレルギー(消化器症状を起こす)など,いわゆる即時型アレルギー疾患の診断には,第1スクリーニングとしては,皮膚反応が必要不可欠である.
皮膚反応には皮内法とスクラッチ(掻爬)法があるが,日常診療には,安全性と一時に多数行えることから,スクラッチ法が便利である.皮膚反応の陽性検出率は空中真菌類を除き,両法共にほとんど差がない.真菌類は皮内反応が高く出やすい.アレルゲンの有効期間は,皮内用エキス1年,スクラッチ用エキス3年である.
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