オスラー博士の生涯・21
内科学テキスト執筆のころ—1890〜1892
日野原 重明
1
1聖路加国際病院・内科
pp.953-955
発行日 1974年7月10日
Published Date 1974/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205507
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オスラー博士は1889年にボルチモアに帰ってから,ジョンス・ホプキンス大学の医学部の基礎をつくるために,まず,ジョンス・ホプキンス病院の構成と教育,診療活動に最善を尽くした.しかし,経済的不況のため大学設立に日時を要したので,1890年6月から,彼が「4年毎の脳の塵払い」といっている4カ月間の欧州視察旅行を行って多くの見聞を得て帰国したのである.
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