オスラー博士の生涯・19
欧州旅行からの便り—1890
日野原 重明
1
1聖路加国際病院・内科
pp.689-692
発行日 1974年5月10日
Published Date 1974/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205442
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オスラーはジョンス・ホプキンス病院に赴任の翌年,1890年の5月から7月まで第3回目の欧州旅行をしたが,この間の欧州の諸大学の見学記を,留守をしてくれているジョンス・ホプキンス病院の5名の内科レジデントたちに旅先からそれぞれに手紙で送っている(原著:「わが病院勤務医たちへの便り」―Selected Writings of Sir W. Osler 1951 Oxford Univ. Pressより)
以下は,その中の2つの手紙である.この資料から当時のドイツ医学をオスラーがどう受けとめ,それをアメリカでの医学教育にどう取り入れようとしたかがよく伺われる.
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