小児の処置
輸液
北山 徹
1
1関東逓信病院・小児科
pp.398-399
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205362
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小児の日常診療に際し,輸液は最も重要な処置である.というのも小児の体液生理の特異性から,各種の疾患に伴って容易に脱水症,酸・塩基平衡障害などをきたしやすいからである.輸液の目的は1)脱水症による水電解質異常の矯正,2)生理的必要量補給のための維持輸液,3)特殊な電解質・代謝異常の矯正にわけられるが,輸液はこれらの目的や,患児の病態の程度を正確に把握し,それぞれに適した方法を選択して,正しい計画のもとに施行しなければならない.
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