今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり
診断
酸・塩基平衡異常のとらえ方
飯田 喜俊
1
1大阪府立病院・腎臓内科
pp.158-160
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205290
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酸・塩基平衡の異常には,いうまでもなく代謝性アシドーシスとアルカローシス,呼吸性アシドーシスとアルカローシスがある.その異常をとらえ,判断するには,ベッドサイドにおける病歴,症状,身体所見のチェック,血液ガス,pHなどの検査およびその評価などが大切である.そして,これらの総合的な判断により,酸・塩基平衡の異常を正しくとらえるのである.
ベッドサイドにおける診断については,本誌の他の論文で述べられてあるので,ここでは検査所見からどのように判断し,診断するかについて述べる.
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