洋書紹介
—A. Stuart Mason著—Human Growth Hormone
岡田 義昭
1
1淀川キリスト教病院内科
pp.1250
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204919
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ヒト成長ホルモン(HGH)の研究が,動物実験から臨床にまで発展したのは1960年以後のことで,HGHの化学,とくに免疫化学の進歩とともに血中HGHを測定できるRadioimmunoassayに負うところが多い.
本書には,HGHの抽出・精製,構造からはじまりその作用などについて詳細に記述され,実験的あるいは臨床的な事実からみたHGHと他のホルモンの相互作用,さらには血中HGHの測定法および種々な疾患時における血中HGHの変動についても,1970年までの考え方が幅広く述べられている.
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