小児の診察
小児の腹部
塙 嘉之
1
1神奈川県立こども医療センター
pp.1080-1081
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204872
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
下痢・嘔吐などの消化器症状や腹部の膨隆などの訴えがあれば,誰でもすぐに腹部に注意するが,ややもすると腹部に意識が集中しすぎてしまい,他の部位の診察をおこたったり,全身の観察をおろそかにしがちである.
特に小児では,腹部以外の疾患でありながら,消化器症状や腹部の異常を伴うことが少なくないので,小児を診察する場合には,常に全身の観察をおこたってはならない.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.