洋書紹介
—Sir Macfarlane Burnet著—Auto-immunity and Auto-immune Disease A survey for physician or biologist
三好 和夫
1
1徳島大・第1内科
pp.473
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204697
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総合的視野から出された多くの仮説
いうまでもなく,1960年度ノーベル受賞者Burnetの本である.医師や生物学者のための概観という副題がついている.Burnetは1957年頃,免疫を循環リンパ球間のダーウィン的淘汰の過程としてみる考えをうち立てた.彼のclonal selectiontheoryである.
書評を依頼されたこともさることながら,読んでおかねばならない本として読み通した.内容はもちろん膨大で総合的であるが,文章にも難渋した,これはしかし,私の英語力の故かも知れない.240頁で,約70の文献がつけてあり,これらに必要な文献はみなしるされていると書いてある.
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