カラーグラフ
白血病細胞のいろいろ
日野 志郎
1
1東京逓信病院・内科
pp.1560-1561
発行日 1972年7月10日
Published Date 1972/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204384
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白血病細胞ということばは概念的なものであって,臨床的・血液学的に白血病と診断された患者にみられる病的細胞の総称である.病型ごとに,ある程度の特徴をもってはいるものの,症例によって多少とも差があり,同一症例の白血病細胞も個々に相違を示すことが少なくなく,ことに末梢血と骨髄穿刺液では異なった様相を呈することがある.
このようなことを具体的に例示するために8枚の写真を選んだ.急性白血病では非白血性であることが多いため,多くの細胞を示すために骨髄標本を主とした.いずれも,もとの写真の拡大率は500倍である.
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