カラーグラフ
目でみるミオパチー
宇尾野 公義
1,2
1都立府中病院神経内科
2東大
pp.158-160
発行日 1972年2月10日
Published Date 1972/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203988
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ミオパチーの筋線維はその構築異常,散在性萎縮で代表され,時に肥大線維や中心核の出現,筋線維の断裂,間質の増加などをきたし,病因によっては空胞変性,硝子変性,脂肪浸潤,リンパ球浸潤,貪食細胞による壊死,再生像など種々の変化がみられる.さらに組織化学的には解糖系酵素活性の異常〜欠如,ミトコンドリアの数・大きさ・配列の異常,ミオシン蛋白異常,ring fiber,striatedannulet,sarcoplasmic massなど各ミオパチーに独特な所見がみられ診断の手がかりとなる.
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